届かない声を聴く

先週、入院し手術を受けてきました。

体調不良があっても、自分のこととなると病院に行くこともなく、
毎日体がきついなーきついなーと稲川淳二のように(?)思いながら過ごしていましたが、
病院に行ってみるといろいろ見つかるものですね(;´∀`)

入院中、手術の傷口に「イテテ・・・」と言いながら、
ベッドの上で好きな本を3冊読みました。

その中の「52ヘルツのクジラたち」をご紹介します♪

2024年の春には映画化もされるそうです。

52ヘルツのクジラとは、他のクジラが聞き取れない高い周波数でなくクジラ。
一生懸命ないているのに、周波数が違うから何も届かない、何も届けられない孤独なクジラ。



人間の世界でもそんなクジラのような人はたくさんいるのだろうと思うのです。

我が子であっても、思春期になるとアレコレ心の中を話してくれなくなりますし、
だからと言って大きなスコップで子どもの心をほじくっても本音は聞けないでしょう。
親にできることは、子どもが心の声を発しやすい関係をつくることと、
自分と違う周波数(考え方)でも、それをちゃんと受け止めることなのでしょうね。

不登校の現場でもまだ心の声を発することができない子がいたり、
心の声を発しても誰も聴いてくれないって場合もあると思います。

例えば不登校で将来に不安がある子ども達が、
このブログを見てメールをくれたり、相談に来てくれたりすると、
その声を聴いて受け止めることができるけれど、
そういうアクションがなかったら、フリースクールは無力で、
どこにどんな子がいて、どんなふうに困っているかが全くわからないので助けられないのです。

お子様のことで心配を抱えていらっしゃる親御さんも、
相談すること、現状を変えることに「なかなか勇気が出ないな」という方もいらっしゃって、
誰にも声を届けられずに孤独を感じているかもしれませんね。

私はそういう人たちの声を聴きたいと思うのです。
どんな心の声でも発してもらって、
それを誰かが聴いてくれたらきっとすごく嬉しいし、
そこから何かが変わっていくと思います。

これを読んで勇気を出して声を届けてくれる人が一人でも増えることを祈っています(*´ω`*)









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